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モニター利用で大きな成果ーあそびは自由ー

JOSY PLAY LANDは、昨年の厚生労働省採択事業、発表よりちょうど1年が経ちました。

開発開始から、いくつかの施設でモニター利用を実施しながら、改良すべきところは改良したり、新しいアイデアを追加したりと、多くの方のご協力と助言をいただきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA今回の写真は、広島にある発達支援ルームに設置した時の状況です。壁面には、ボルダリグがある施設でしたので、こちらでは、JOSY PLAY LANDにボルダリングボードを取り付けない状態で設置。

設置するときは、施設の方皆さんが手伝ってくれました。初めての組み立て作業でも、コツをつかめば、簡単です。

今回は、ツリークライムではなく、1本1本バラバラになるジャングルジムを組み立て、PLAY LANDと共に設置しています。

そして、モニター開始から約半年、私たちが想定している「登る・降りる・ブランコで揺れる」だけではない、あそびを体験。

施設にくるこどもたちに「どんなあそびができるかな?」の声かけと共に、始まった「秘密基地づくり」

しどれ06 満面の笑みで「ピース」

つりぼりビームあそび

高さを利用した「つりぼり」や空間を利用した「ビームあそび」体が触れないように、テープの間をすり抜ける遊びです。がっちりした支柱があるから、できることですね。

真っ暗な中に隠れてみたい、そんな願望も叶えられる空間、中で何が起こっているのでしょうか?

暗幕の中
初めての体験

高いところに、今まで登ることができなかった子どもの達成感。まわりにやさしいクッションやマットがあるから、怖さを克服できることもあるということで、施設の方に、しっかり支えられ、着実に成長できる子供たちの幸せを感じます。

そんなモニター期間が、このたび終了しました。また、新たな設置先で、この「JOSY PLAY  LAND」の活躍を期待します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAJOSY PLAY LAND は、ご要望に応じて、モニター設置を承っております。

運搬時は、比較的コンパクトになりますので、ご希望がございましたら、設置に参ります。運搬される際の写真>>
製品情報の確認は、JOSY専用ページ
 

室内空間を楽しむ JOSY7.0

JOSY7.0の開発に取り組み始めて早1年以上・・・。そしてホームページも更新していない事実に気づく。
改めて「今」の状況をお伝えしようと思います。前回記事に書いた「spacejim」の評価試験をしていただいているところで、次は【JOSY PLAY LAND】を評価いただく予定です。

さて、これはどんなものかといいますと、室内に、”ボルダリングとブランコとジャングルジムを作れるキッド”

playland

断面サイズが、従来のJOSYより大きくなった【JOSY7.0】そして、ブランコやスイング遊具などの激しい揺れにも問題なく対応できるように、接合方法も改良し、接合部の強度もぐーんと増しました。

既に、このJOSY PLAN LANDは、様々な展示会でお披露目されており、大人が乗っても十分に楽しめるブランコに、障害のある子供のみならず、大人までもが癒される。そんな感想が寄せられているのです。

playlandこの商品の何がすごいのか・・それは、是非、体感していただきたい!!のですが・・少し解説しますと、木材同士の接合は一般的に「ピン接合」となり、梁(水平方向の材)と柱(垂直方向の材)を接合するだけでは、押せば「ぐらぐら」します。

日曜大工などをされる方はお分かりになりますよね。ぐらぐらさせないように、接合することが難しいということを。そして、ぐらぐらさせない方法として、ブレース(斜め材)をいれたり、全体を面材で止めたりします。

しかし、この【JOSY PLAY LAND】には、斜め材や面材がありません。ボルダリングボードを止めつけてはいますが、部分的なものです。それは骨組(柱と梁のみ)の状態で、ラーメン(剛)接合を実現しているからなのです。

この接合方法を用いれば、既存の壁、床、天井に手を入れる(加工する)ことなく、室内空間に様々なものをつくることができるのです。

今後は遊具を利用する幼稚園や病院、施設だけでなく、防音ルームや耐震シェルター、レンタルスペースなどでも需要があるのではないでしょうか。この構造体を使って、新しい空間デザインを演出。そんな日が来ると思います。

接合状況は、美しくスマートに・・私たちの目指すところです。
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