ボルダリングと木登り、ジャングルジムとツリークライムジム

最近、ボルダリングというスポーツが流行しています。

ボルダリング人工の壁にホールドという手がかりを取付け、登ります。女性や子どもにも人気のあるスポーツです。

私たちが子どもの頃は、高みに登ると言えば、木登りでした。
木登りとこのボルダリングには、落ちるかもしれないという恐怖感と、高度感、登り切った時の達成感という共通点があります。

ところで、少し話が飛びますが「JOSY」を使って、私たちが製作してきた「ジャングルジム」同じ長さのフレームが整然と縦と横に組み合わさっています。もちろん、公園や家庭で見かける「ジャングルシム」も同じです。

このジャングルジム「子供の遊具として慣れ親しまれたもので、これはこれで良いけれど、フレームの高さや巾に違いがあるようなものだと、子供たちにとっては、もっと刺激ある良いものになる。」と、ある時、保育園の園長先生がおっしゃいました。

少し、手を伸ばせば届きそうなフレーム、両足をいっぱいに広げれば、なんとか足りそうな幅広の空間、どこからどう登れば上にあがれるだろうかと、自分の体や力を考えながら、子供たち自身が楽しんで取り組むようになる。

tree_woodsこのとき、私にはボルダリングと木登りの光景が思い浮かびました。そして、これまでのジャングルジムに、ボルダリングと木登りを掛け合わせるハイブリッド化を考えはじめたのです。

まずは、サイズの小さなもので試作してみました。小さなサイズの足をかける高さが異なるジャングルジムを2台作って、組み合わせています。縦横の幅を最低20cmにして、子ども達に危険のないように設計しました。
tree_crime

狭い場所をくぐったり、高さにいろいろと差をつけることで、「考えながら攻略する」年長さん向けの遊具。私たちは、これを「ツリークライムジム」と名付けました。
子供たちが楽しみながら学ぶ、これが何よりです。近いうち、保育園で使ってみてもらいたいと思います。