JOSY PLAY LAND 小型サイズ発表しました。

JOSY7.0を使った遊具の開発は順調にすすんでおります。その後、いろいろな施設や学校で、モニターとして、実地訓練等に利用いただいてきました。

「感覚統合訓練」として、十分な効果を発揮していると評価は上々です。しかし、施設の広さの問題などから、もう少し小さいもの、他の部屋へ移動できる大きさのものがあればいい。という声も多くありました。

そこで、私たちは、早速、ミニサイズの開発に取り組み、実用化にこぎつけました。

新型サイズ(1212タイプ)
PA270017この新型サイズの遊具は、横1.2m×奥行1.2m×高さ1.2mが、本体サイズとなります。その本体に、 ツリークライムジムを取り付けております。これにより、全体の横幅は、1.7mぐらいになっています。また、ボルダリングボードを取り付ければ、ボードの高いところは1.5m程になります。

最初に開発した1.8m×2.0mサイズに比べれば、かなり小さいので、開発を始めた当初は、ダイナミックさにかけるのではないか?こども達の心を捉えられないのではないか?と不安もありました。

しかし、実際に使用してもらうと、上に立てば、1.2m+背の高さとなりますし、十分な高度感を得られます。従来品であれば、どうしても天井に頭があたってしまうということもあったのですが、この高さであれば、飛び降りることもできたり、立ったまま歩いたりすることもできます。

P3280013好評をいただいております、高さ2.0mサイズ(右写真)のものは、イベント会場や展示会場など、広くて天井も高いホールなどでは、見栄えもよくダイナックで良いのですが、児童ディサービスの施設や、都会のビル内の1部屋を利用したりしているケースでは、大きすぎたのです。

こちらの写真を見て頂くとわかるように、天井までは40cm程度。ボルダリングにチャレンジするには、この高さは有効ですが、完全に上がってしまうとなると、少々窮屈なんです。また、訓練時間・内容によって別の部屋へ移動させたいこともあるようです。

その点、今回の新型サイズは、小さい。しかし、小さくても、複数人で十分遊べますし、大人が乗っても、もちろん大丈夫です。

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こちらのサイズの特徴は、本体とツリークライムジムが標準装備。そして、上を立って歩くための「ブリッジボード」やボルダリングボード他、オプションボードを備えていることです。

2月から、デイサービス施設や学校などへは、「特別モニター価格」にて、レンタルサービスを開始します。
まずは、『使ってみたい。一定期間だけでも、使用したい。』という方は、お問い合わせ下さい。

運搬・組み立てについては、専門のスタッフが行いますが、一緒に組み立ててみたい!という場合も大歓迎です。

現在、JOSY PLAY LANDのサイズは3種類となりました。「特別モニター価格」でのご利用は順番待ちとなる場合もありますので、あらかじめご了承ください。基本対応エリア(山口県・福岡県・大分県 ※他県については、ご相談のうえ、対応いたします。)

室内空間を楽しむ JOSY7.0

JOSY7.0の開発に取り組み始めて早1年以上・・・。そしてホームページも更新していない事実に気づく。
改めて「今」の状況をお伝えしようと思います。前回記事に書いた「spacejim」の評価試験をしていただいているところで、次は【JOSY PLAY LAND】を評価いただく予定です。

さて、これはどんなものかといいますと、室内に、”ボルダリングとブランコとジャングルジムを作れるキッド”

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断面サイズが、従来のJOSYより大きくなった【JOSY7.0】そして、ブランコやスイング遊具などの激しい揺れにも問題なく対応できるように、接合方法も改良し、接合部の強度もぐーんと増しました。

既に、このJOSY PLAN LANDは、様々な展示会でお披露目されており、大人が乗っても十分に楽しめるブランコに、障害のある子供のみならず、大人までもが癒される。そんな感想が寄せられているのです。

playlandこの商品の何がすごいのか・・それは、是非、体感していただきたい!!のですが・・少し解説しますと、木材同士の接合は一般的に「ピン接合」となり、梁(水平方向の材)と柱(垂直方向の材)を接合するだけでは、押せば「ぐらぐら」します。

日曜大工などをされる方はお分かりになりますよね。ぐらぐらさせないように、接合することが難しいということを。そして、ぐらぐらさせない方法として、ブレース(斜め材)をいれたり、全体を面材で止めたりします。

しかし、この【JOSY PLAY LAND】には、斜め材や面材がありません。ボルダリングボードを止めつけてはいますが、部分的なものです。それは骨組(柱と梁のみ)の状態で、ラーメン(剛)接合を実現しているからなのです。

この接合方法を用いれば、既存の壁、床、天井に手を入れる(加工する)ことなく、室内空間に様々なものをつくることができるのです。

今後は遊具を利用する幼稚園や病院、施設だけでなく、防音ルームや耐震シェルター、レンタルスペースなどでも需要があるのではないでしょうか。この構造体を使って、新しい空間デザインを演出。そんな日が来ると思います。

接合状況は、美しくスマートに・・私たちの目指すところです。
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